ピラティスインストラクター必修の13レッスン:Lesson2 修正時の着眼点がわからない

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目次

ピラティスインストラクターあるあるの悩み:
修正の仕方がわからない

A子
A子

先生、お客様を修正しても上手くいきません…

修正の順番はどうしてる?

Jacquin
Jacquin
A子
A子

つい最終系や動きに目がいってしまいます

なるほど!コア、スタビリティ、モビリティの順で修正していこう!

Jacquin
Jacquin

=ピラティス修正=コア、スタビリティ、モビリティとは?

コアとは体の奥深い筋肉(中心部)でスタビリティとは動きの中で安定したい部位、モビリティとは動かしたい部位になります。

なぜ修正する時コア、スタビリティ、モビリティの順番なのでしょう??

車でや家で例えて考えるとわかりやすいです。
コア=エンジン
スタビリティ=車体
モビリティ=タイヤ

車はエンジンがかかり車体が安定してからタイヤが動きだします。エンジンが停止してたらタイヤは動きませんよね。また車体がないと、いくらエンジンをかけてもタイヤは動きません。

コア=柱
スタビリティ=外壁
モビリティ=ドア

家は柱を建て外壁を組み立ててドアを取り付けます。柱がなければ外壁は組み立てられないし、柱があっても外壁がなければドアは役割を果たせません。

このようにコア、スタビリティ、モビリティの順番は車や家と同じで中心部から連結して働く順番なのです。

体幹のコアマッスルについて?

実は各個関節にはそれぞれのコアマッスルがあります。ここは皆さまよく耳する体幹(脊椎)マッスルを紹介します。

腹横筋

  • 脇腹に対してコルセットのように付着
  • 臓器の位置を安定させる
  • 呼吸で腹圧を高める事ができ体幹が安定する

横隔膜

  • 肋骨の下端をぐるりと囲むようにドーム状に付着
  • 吸息時ドームの天井が下がり気管に空気が入り吐息時で自然に持ち上がる

多裂筋

  • 骨盤の中心にある仙骨から背骨にかけて斜めに付着
  • 背骨を安定させ正しい姿勢を維持する

骨盤底筋

  • 骨盤の底部にハンモックのように付着
  • 子宮や膀胱、内臓など支える
  • 体幹の土台
  • 排尿や排便のコントロールをする

コアが働くタイミングとは?

よく骨盤底筋を引き上げましょうと聞きますが、骨盤底筋は不随筋の割合が多く実際に体感するのは難しいですよね!

そこでコアを働かせるための簡単な方法が、呼吸、背骨を長く、骨盤の真上に肋骨、骨盤のニュートラルです

呼吸→動きよりやや早めに息を吐き出す
背骨を長く→上に伸ばす(多裂筋)
骨盤の真上に肋骨→前後左右に飛び出さない(腹横筋)
骨盤ニュートラル→前後に転がらない(腹横筋)
脚のアライメントをキープする

全てを合わせるとSTOTT PILATES原則の1~6番を保つスタートポジション=コアマッスルが働くという事です。

=ピラティス修正=スタビリティについて

スタビリティとは動きの中で遊びを持ちつつ保ってほしい部位です。

正しいスタビリティとは免震住宅のように遊びを持った形の維持で、間違ったスタビリティとはセメントやブロック塀のようにガチガチに固めてしまう事です。

なぜガチガチの固定がダメかと言うとセメントやブロック塀は力が過度に加わるとビビ割れしてしまいます。それに対して免震住宅は力が過度に加わっても遊びがあるため上手く力を分散してくれます。体も同じようにガチガチに固めてしまうと筋肉が過度に緊張し痛めてしまいます。

=ピラティス修正=モビリティについて

モビリティとは動かしたい関節または部位です。正しいモビリティとは動かしたい関節または部位からの滑らかな動きで、間違ったモビリティとは動かしたい関節や部位以外からの粗い動きです。目的地に向かう時、真っ直ぐ走ると最短距離でガソリンも少なく効率良く移動できますが、迂回しながら走るとガソリンの燃費量も上がり時間もかかります。

これを体に置き換えると、正しいモビリティ(最短距離)は筋肉、関節への負担が少なく、歪みや他の筋肉への依存がなくなり効率よく筋肉が働き疲れにくくなります。また体は連動して動くためロボットの様にガチガチにならず猫のように滑らかに動かしていきましょう。

アブプレップ
Ab prep
ローリングライクアボール
Rolling like a ball
コアスタートポジションを正しく作る

骨盤脊柱ニュートラル、肩甲骨安定
スタートポジションを正しく作る

脊柱屈曲、股関節屈曲、肩甲骨安定
坐骨後ろでバランス
スタビリティ骨盤、肩甲骨脊柱屈曲、骨盤と大腿骨、肩甲骨
モビリティ脊柱のアーティキュレーション無し

腰椎屈曲し転がるのはNG
※モビリティはないため形は変わらない
他:バランスなどバランス:
坐骨後ろ重心から
転がり胸椎上部重心
Jacquin
Jacquin

このように、1のコアができたら2のスタビリティ。

1、2がきれいに保てれば最後に3のモビリティの修正をしていこう。そうすると動きばかりに気を取られずに修正ができるよ!

なるほど!まずSTOTT PILATES原則を保ってスタートポジション

それができたら動きの中でスタビリティが保たれているか、

最後にモビリティを見て、コア、スタビリティ、モビリティの順に修正していくんですね!

A子
A子

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