お腹を締める、肋骨を閉じるを意識したら胸椎は柔らかくならない
A:先生、他のスタジオに通ったら、お腹をもっと締めてと言われました。
J:なるほどね、それで次の日はどうですか?
A:その後はスッキリしましたが、次の日は首が痛いです...
J:正しく行えば次の日は楽になるはずです。
来日以来、周りのインストラクターの方々から頻繁に耳にすること、
「どうしても胸椎はガチガチ」
「たまに腰が痛い 」
「姿勢が変わらない」
「苦手なエクササイズの克服ができない」
「中級エクササイズは進めない」
「できるエクササイズが限られている」
「他の不調が出る」...などなど。
ピラティスをしているのに色々な不調が消えないってどういうこと?最初は全然意味が分かりませんでした。 この数年間、数々のピラティスインストラクターや他の所でピラティスをされてきたお客様を見てきた中で、皆様同じような悩みを抱えていました。 そして私のレッスンを受けた後に皆さまが口を揃えておっしゃっていたこと、
「呼吸は力を入れず、お腹は締めないのですね!?それが衝撃!」
「他のスタジオの先生に、お腹をえぐって肋骨を締めて、と凄く言われました」と。 私がこれまで教わってきた先生から、お腹をえぐるとか肋骨を締めるとか言われたことは皆無でしたので、それには本当に衝撃を受けました。DVDの中でもそういった表現は一切ありませんでした。 トロントの本部にて一度研修を受けた時、他のインストラクターの「tuck in your pubic bone」(恥骨を強く巻き上げる)の表現に対してもすぐ先生からストップが入りました。 そして毎年の本部のwsでも、そういう言葉が出たことは一切ありませんでした💦このような話を踏まえて、今回は呼吸についてもっと詳しく話していきたいと思います。
------------------------目次------------------------
正しい呼吸とはどんな動き?
ピラティス初心者のためのアプローチ?
呼吸を整えた後の呼吸とは?
ピラティス初心者のための呼吸練習ビデオ
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正しい呼吸とはどんな動き?
A:先生、呼吸はどんな感じが正解なのか、いまいちわからないです。
J:無駄な力が入っておらず、からだの正面は自然な動き、ふわふわな感じです。
呼吸の文章で説明したように...
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